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連続失踪事件で世間を賑わせているS区まどか町。
まどか町で平凡な生活を送っていた高校生の荒川零弥(あらかわ・れみ)は、見知らぬ館で目が覚める。
そこには、失踪したはずの11人の男女が居た。
しかも、その館は欲しいものが何でも手に入る不思議な館で……。


不思議な力が働く異空間の館を舞台としたサスペンス長編。

館に集められた12人の失踪者。
主人公のレミは、館の12人目の“家族”として温かく迎え入れられ、楽しい共同生活が始まります。

前半は館の住人たちの和やかな日々が描かれ、後半は残酷な連続殺人が幕を開けます。

平和な日常から一転……という構成は良いのですが、ダラダラした日常が4~5時間くらい延々と続くのは、さすがに苦痛でしたね。
前半だけで、ぐったり疲れました。

完全にダレて読み飛ばし気味になってきた頃に、ようやく第一の殺人が起こります。
以降は一人また一人と殺され、仲の良かった住人たちの間にも不和が生じ始め、惨劇へとまっしぐら。
後半は一気に物語が動き、緊迫感のあるサスペンスを楽しめました。

ほとんど何でもアリの特殊な館なので、殺人のトリックも現実ではあり得ないぶっ飛んだものなのですが、館の制約を犯してはいないため、いちおう納得できる形になっています。

直接的な残酷表現は控えめにされていますが、できれば血まみれ惨殺死体の有様はスチルでしっかり見たかった気もしますね。

わりと主人公が安全圏にいるので、もっと主人公に死の危機があれば臨場感も増したのに、とも思いますが、犯人の心情を考えると、仕方ないのか。

読了まで10時間ほど。
スマートフォンで遊べるフリーゲームとしては充分すぎるボリュームで、読み応えがありました。
(ただ、やはり前半の長さは要らなかった)

セーブが少ないのは不便でしたが、クリア後にチャプターセレクトが追加され、好きなシーンから読めるようになるので、さほど問題なし。


【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 
【媒体】iOS/Android 
【ジャンル】ノベル 
【価格】無料 
【プレイ時間】10時間 
【ツール】Artemis Engine 
【容量】49.3MB