ノベルログ

フリーゲームのノベル・ADVのレビュー(感想)など

カテゴリ:サスペンス

ch.657 eight queen 3rd

洋館に集められた八人の参加者が賞金二億円を巡って殺し合う、TV局の人気企画『エイト・クイーン』。
佐々倉妹は姉と共に企画に参加する。
目的は、純粋なる殺人。
しかし、参加者の一人が皆で生き残るために武器を捨てることを提案して……。


『ch.657 eight queen』『ch.657 eight queen 2nd』に続く、シリーズ完結編(なのか?)
同じ時間軸の別視点バージョンで、これまでの「1st」「2nd」とは異なる展開になります。
今回は待望の妹ちゃん視点。

「完結編(仮)」とのことでしたので、「2nd」を上回る衝撃の結末やシリーズのまとめ的な内容を期待していたのですが、特にそういったものは無く、至って小じんまりと終わりました。
いまいち山場らしい山場も無く、期待していたぶん、少々肩透かしでしたね。
これで本当にシリーズ完結なのでしょうか?

妹ちゃんは今まで通りナチュラルに残酷で可愛らしく、それでいて人間らしい心の弱い部分も垣間見え、妹ちゃんの補完エピソードとしては問題なく楽しめました。

このシリーズは基本的に皆殺しエンドしかあり得ないような気がしていたので、あの結末は意外と言えば意外でしたね。
互いに大事な人を失っている]ので、ハッピーエンドというわけではありませんが、ほんの少し救われるラストでした。

郁乃視点バージョンも見てみたかった気がしますが、“予想外の犯人”は既にネタ切れっぽいですし、これ以上続いても蛇足かもしれませんね。


【HP】circle-end(サークルエンド) 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】50分 
【容量】74MB 
【ツール】NScripter
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カテゴリ: サスペンス 

LOOP THE LOOP 第二幕・錯綜の渦

loop2a

まどか町連続失踪事件から9ヶ月。
大学入試を控えるレミのもとに、一通の手紙が届く。
事件以来、一切の連絡をよこさなかった“彼”からの招待状だった。
彼の主催する船上パーティーで、『館』からの生還者たちが再び一堂に会することに……。


異空間サスペンス「LOOP THE LOOP」シリーズ第二幕。
前作の『館』メンバー11名に加えて、冴木の妹や部下、カイの恋人など、10名が新たに登場します。

今回の舞台は『船』。
何も分からず手探りだった前回と異なり、今回は異空間LTL(LOOP THE LOOP)の仕組みが既に解っているので、最初から皆で脱出に向けて行動します。

LTLで死んでも現実世界に生還できることが解っているため、LTL内における命の扱いが軽くなり、残酷な連続殺人が起きても、さほど深刻にはなりませんでした。

また、前回からの仲間は凶悪な犯人になり得ないことが確定しているので、悪い意味で安心してしまい、前作より恐怖が薄れてしまったのは残念です。

とはいえ、次から次へと人が死んでいく中盤のスピーディーな展開はやはり楽しめましたし、読者を飽きさせない作りになっていました。

終盤で、ある人物を説得するシーンが異常に延々と果てしなく続くのですが、長くてくどい上に熱弁の内容もチープで、そこはいささかうんざりしましたね。
作者さんの主義主張はもう少し控えめにしたほうが良いかも。

芸術家のアキは、前作からずっと何を考えているのか分からない謎の人物ではありましたけども、まさかああ来るとは。
次作『藝術家の庭』は、彼の内面に迫るシナリオになるのでしょうか?
これまでとはまた異なる様相になりそうで楽しみです。


【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 
【媒体】iOS/Android 
【ジャンル】ノベル 
【価格】無料 
【プレイ時間】10時間 
【ツール】Artemis Engine 
【容量】46.2MB
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カテゴリ: サスペンス  スマホ(ノベル) 

LOOP THE LOOP 第一幕・飽食の館

loop1a

連続失踪事件で世間を賑わせているS区まどか町。
まどか町で平凡な生活を送っていた高校生の荒川零弥(あらかわ・れみ)は、見知らぬ館で目が覚める。
そこには、失踪したはずの11人の男女が居た。
しかも、その館は欲しいものが何でも手に入る不思議な館で……。


不思議な力が働く異空間の館を舞台としたサスペンス長編。

館に集められた12人の失踪者。
主人公のレミは、館の12人目の“家族”として温かく迎え入れられ、楽しい共同生活が始まります。

前半は館の住人たちの和やかな日々が描かれ、後半は残酷な連続殺人が幕を開けます。

平和な日常から一転……という構成は良いのですが、ダラダラした日常が4~5時間くらい延々と続くのは、さすがに苦痛でしたね。
前半だけで、ぐったり疲れました。

完全にダレて読み飛ばし気味になってきた頃に、ようやく第一の殺人が起こります。
以降は一人また一人と殺され、仲の良かった住人たちの間にも不和が生じ始め、惨劇へとまっしぐら。
後半は一気に物語が動き、緊迫感のあるサスペンスを楽しめました。

ほとんど何でもアリの特殊な館なので、殺人のトリックも現実ではあり得ないぶっ飛んだものなのですが、館の制約を犯してはいないため、いちおう納得できる形になっています。

直接的な残酷表現は控えめにされていますが、できれば血まみれ惨殺死体の有様はスチルでしっかり見たかった気もしますね。

わりと主人公が安全圏にいるので、もっと主人公に死の危機があれば臨場感も増したのに、とも思いますが、犯人の心情を考えると、仕方ないのか。

読了まで10時間ほど。
スマートフォンで遊べるフリーゲームとしては充分すぎるボリュームで、読み応えがありました。
(ただ、やはり前半の長さは要らなかった)

セーブが少ないのは不便でしたが、クリア後にチャプターセレクトが追加され、好きなシーンから読めるようになるので、さほど問題なし。


【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 
【媒体】iOS/Android 
【ジャンル】ノベル 
【価格】無料 
【プレイ時間】10時間 
【ツール】Artemis Engine 
【容量】49.3MB
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カテゴリ: サスペンス  スマホ(ノベル) 

月夜に処女は恋文を濡らす

全寮制お嬢様学校に勤める新任教師の真弓(名前変更可)は、生徒から送られる卑猥な恋文に憔悴していた。
最初はただの頭の弱そうなお悩み相談だったその手紙は、次第に知的で冷酷なものへと変化していく。
追い詰められた真弓は、夜9時に学校の教室へ手紙の主を呼び出すが……。


「シナリオの鉄人」参加作品。
女生徒からの卑猥な手紙に翻弄される美人教師の学園サスペンス。

毎回文体を変え、真弓を弄ぶ謎の恋文。
いかにも頭の弱そうなギャル全開のエロ手紙から始まり、徐々に狡猾で冷酷な本性を見せていく文章は非常に不気味で、凄みがありました。

初回プレイでは謎を残したまま終わりますが、二周目以降から選択肢が開放され、真弓を狙う者の正体が明らかになります。

少女たちに搦め捕られて堕ちていく女教師の様がゾクゾクするほど淫靡で官能的でした。
公式ジャンルは「微エロサスペンス」ということになっていますが、はっきり言って「微」どころではなくエロかった(笑)

扇情的な作品タイトルも秀逸で、一目見て興味を惹かれます。
タイトルに釣られて、「シナリオの鉄人」作品群の中から真っ先に本作をプレイしたのは私だけではないはずだ。
タイトルに釣られながらも、まさか本当にアレで濡れるわけではないのでしょ?と高を括っていたのですが、舐めていましたすみません

「シナリオの鉄人」で使用できる画像素材は女の子二人の立ち絵と三枚の背景のみ。
これら以外の画像を使うことは出来ないので、シナ鉄作品のタイトル画面は大抵どれも味気ないものばかりです。
それは当たり前で仕方のないことだと思いますが、そんな中、本作は画面いっぱいに文字を大胆にあしらい、文字のみでタイトル画面を華やかに演出していました。
これは大いに目立っていましたね。

厳しく制限された条件下でありながら、実に丁寧にスタイリッシュに仕上げられています。
総合的な完成度は、シナ鉄作品群の中でも頭ひとつ抜き出ていました。
クリア後のおまけシナリオも笑えて、隅々まで楽しめました。


【HP】Ray(ver1.1配布) 
【DL】シナリオの鉄人(ver1.0配布) 
【対象】15推 
【ジャンル】微エロサスペンス 
【プレイ時間】周:15分/総:50分 
【ツール】NScripter 
【容量】25.4MB
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カテゴリ: サスペンス  百合 

1/4

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元貴族のフィア(名前変更可)は、父の事業の失敗のために財を失い、雪国で貧しい暮らしをしていた。
そんなフィアのもとへ、故郷から招待の手紙が届く。
「忘れないでください。四人の中の一人は嘘つきで、四人の中の一人は共犯者、四人の中の一人は私、四人の中の一人は貴方」
フィアは、故郷へ向かう……。


2010年エイプリルフールゲーム。
最初に主人公の性別を選択します。

懐かしい故郷で、幼馴染たちと和やかな再会。
……のはずが、なぜか些細なことで殺されまくり。

三人の幼馴染は、それぞれフィアに暗い感情を隠し持っています。
誰が「嘘つき」で、誰が「共犯者」で、誰が「私」なのか。
真実へ辿り着くには、謎解き・記憶・探索など、数々の試練をクリアしなければなりません。
特に探索は、ひたすらクリックしまくりで疲れました。

最初から最後まで死亡ENDだらけですが、終盤になると彼らの歪みも明瞭に現れ、より一層アレな猟奇ENDへ。
噛み砕く音が響き続けるバッドエンドにはゾッとしました。

エンディングの数が多く、コンプリートするのは一苦労です。
クオーターのハッピーエンド「いいえ」バージョンは可愛くて笑った。

作中でとことん「1/4」が強調されており、こういったエイプリルフールの逆さま表現もアリかと新鮮でした。

ただ、誤字脱字がかなり多かったのは気になる。


【HP】のっぺりや 
【対象】15禁 
【ジャンル】理不尽脱出ゲーム 
【プレイ時間】1時間~ 
【ツール】LiveMaker 
【容量】34.8MB
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カテゴリ: サスペンス  April2010年作品 

ch.657 eight queen 2nd

eightqueen2

洋館に集められた八人の参加者が賞金二億円を巡って殺し合う、TV局の人気企画『エイト・クイーン』。
神代高利は妹の雫と共に企画に参加するが、参加者たちの共同体結成に逆らって孤立する。
参加者全てを敵に回した高利に、勝機はあるのか?


『ch.657 eight queen』の続編。
前作と同じ時間軸の別視点バージョンで、前作とは異なる展開と結末になります。

前作で早々に退場した神代高利が、今作の主人公。
前作では小物っぽさ全開の彼でしたが、今作ではなかなか頑張っております。(……が、結局は小物のまま終わる彼が哀れでならない

妹ちゃんは前作では無邪気な演技で秋人たちを最後まで騙していましたが、今作の高利に対しては本性を隠しておらず、最初から黒い黒い。
妹ちゃんの楽しそうな悪い顔がたまりません。
しかも男慣れしている振りをして実はウブとか、可愛すぎるだろう妹ちゃん。
今作は高利のターンに見せかけて、どうやら妹ちゃん萌え強化ターンだった模様です。

高利視点ということで、前作の主人公である秋人の立ち絵が初めて登場するのですが、予想外に暗く冴えない容貌で驚きました。
優しげというよりは陰気臭い表情で、これが秋人なのか?と戸惑いましたが、今作を最後まで読むと、[彼の容貌に負の印象を抱いた]理由が解ります。

今作は前作のフォロー的な内容で、尺も前作の半分程度。
参加者たちの殺し合いは実にアッサリと決着がつき、呆気ない幕切れへ。
……と思いきや、最後に強烈などんでん返しが。

「お前、前作と人格が変わってないか?」と思わないこともないのですが、そもそも殺し合いの企画に参加している時点で、まともな精神ではないことを考えると、一応納得できるのでしょうか?
前作の時点で、もう少し彼の心の歪みの片鱗を見せておいていただけたら、今作の結末も納得しやすかったですね。
いずれにせよ、完全に意表を突かれたのは間違い無く、彼の最後の言葉にはゾクゾクしました。

次回の完結編(仮)はいよいよ妹ちゃんが主役のようで、かなり楽しみです。
妹ちゃんは正義!


【HP】circle-end(サークルエンド) 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】50分 
【容量】39.2MB 
【ツール】NScripter
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カテゴリ: サスペンス 

渇望スル島

廃墟サイト『RUINS』の管理人が企画した白寿島2泊3日探索ツアー。
白寿島とは、20年近く前に無人となった人工島で、廃墟マニア垂涎の物件である。
集ったのは、サイトの掲示板の常連10名。
大学生の信繁(名前変更可)も、サークル「近代文化遺産研究会」の仲間と共にツアーに参加するが……。


廃墟の島を舞台としたサスペンス&サイコホラー。
前半の選択肢によって、全く異なる四つのシナリオ「殺人幽霊篇」「食いしんぼ篇」「侵略者篇」「SHINOBI篇」へ分岐します。

姉弟二人で分担してシナリオを書いておられるようで、やたらとバラエティに富んだ内容です。

「殺人幽霊篇」は正統派(?)サスペンスホラー。
自分では青春真っ盛りの大学生のつもり]だったのに、実は[定年間近のくたびれたオッサン]だったとか、怖いわあああああ。
ある意味、幽霊などよりもよほどおぞましいですね、[自覚の無い老い]って。
■■を■■したつもりで、実は■■を■■していたなど、[主人公の脳内変換]が豪快すぎて笑った。
ラストもこれまたシュールで、何とも言えない読後感でした。

「食いしんぼ篇」はタイトルからしてギャグシナリオか?と思ってしまいますが、きちんとホラーですので、ご心配なく。
ツアー参加者のユリカは、かつてこの島で主人公と共に育った幼馴染だった、というギャルゲー的展開。
一緒に島を巡りながら、幼い頃の思い出を語り合う二人。
微妙に嫌な予感を覚えながらプレイしていくと、最後にえげつない真相が。
ホラーで「食」と言えば、こうなりますよね、やっぱり。
殺人幽霊篇も食いしんぼ篇も、[主人公]がキてますキてます。

「侵略者篇」は人型陸戦機に乗って宇宙からの侵略者と戦うSF巨篇(ええー)。
最後には、もちろんエグい結末が。この作品、こんなのばっかりだ(笑)

前半に無難な選択肢を選んでいくとイロモノっぽい「食いしんぼ篇」「侵略者篇」に入り、変な選択肢を選んでいくと正規ルートっぽい「殺人幽霊篇」に入るという、ひねくれた構成。
どのルートもしっかりした内容で読み応えがありますが、バラエティに富みすぎて全体の印象はカオス(笑)
とにかく作者さんたちが書きたいものを書いた!という感じで、それもまた良し?


【HP】FunnyCrankyMom 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】周:3時間/総:9時間 
【ツール】NScripter 
【容量】97.9MB 
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カテゴリ: サスペンス  サイコホラー 

ジンロウコウル

人狼の呪い。
毎年、ある時期になると村人の誰かが人狼になり、毎夜、人間を襲って食べるようになる。
村人たちは身を守るため、人狼と疑わしい人物に投票して処刑するのだ。
偶然村を訪れたアレックス、エリナ、ブライアンの冒険者3人組は、人狼の呪いに遭遇し、否応なく投票に参加させられることに……。


「汝は人狼なりや?」を模した人狼風アドベンチャー。
村人たちの話を聞いてまわり、情報を収集していきます。

人と話をする毎に「会話ポイント」を消費するため、限られたポイントの中で、誰とどれだけ話すかを選択する必要があります。

村人たちの様々な思惑に加え、仲良し3人組(?)であるはずの主人公たちの関係にも亀裂が。
突っ込んで話をしていくうちに、その人物の本性や隠されていたものが徐々に明らかになっていくのが面白い。

彼らとの会話によって、処刑される人物も変わり、結末も変わります。

作中に「みんな狂った後、食堂の奥へ」というヒントがありますが、通常、[8人の中の2人]を「みんな」とは言いませんよね。
エリナ]の変化も、「狂う」とはまた違うような。
紛らわしいヒントのせいで、余計に惑わされてしまいました。

マップが無駄に広いのも難点。

人狼の正体や主人公を陥れる人物の正体があからさまなので、少々物足りなく思いましたが、短編ですし、これはこれで良いのでしょうか。
変態男の狂いっぷりが笑える。

本家の「人狼」は生身の人間が相手で、独自のマナーやセオリーがあるため、初心者には敷居が高いのですが、本作では気軽に人狼っぽさを味わうことが出来て楽しめました。


【HP】魚心あれば下心 
【プレイ時間】1周:10~15分 
【容量】605KB 
【ツール】RPGツクール2003 
【備考】制作サイトに攻略あり
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カテゴリ: サスペンス  探索 

ch.657 eight queen

eightqueen1

洋館に集められた八人の参加者が賞金二億円を巡って殺し合う、TV局の人気企画『エイト・クイーン』。
高校生の秋人は幼馴染の郁乃と共に企画に参加するが、ある参加者の提案によって事態は膠着する。
全員生存の場合も、わずかな額の賞金を得ることは出来る。
殺し合わずに、全員が生き残る道を目指すべきだと言うのだ。
この偽善に満ちた提案に、表向きは皆も賛同したかに見えたが、やがて第一の犠牲者が生まれる。
上辺だけの共同体を維持するため、秋人たちは犯人を捜し始めるが……。


殺し合いのために設けられた舞台で、密室殺人の犯人を探るというシュールな展開に。

「バトルロイヤル」と「密室殺人事件」という相容れない二つを敢えて混合させた制作側の試みは理解したいと思いますが、やはりどうしてもチグハグな印象は拭えませんでした。
結局ミステリーとしてもサスペンスとしても、いまいち中途半端だったような。

選択肢を間違えると即死なので、ストーリーは概ね一本道。

幼馴染の郁乃は元気で素朴な普通の女の子……かと思いきや、やたらと頭が切れる上に殺人も手慣れていてオソロシイ。
明らかにカタギの女子高生ではないのですが、一体どういう育ち方をしたのでしょうか。
参加者全員の背景を掘り下げる必要は無いかもしれませんが、最低限、主人公とヒロインの背景くらいは知りたかった。

緊迫感を煽る演出も不足しがちで、テキスト自体は悪くないのに物足りなさを感じる場面が幾つかありました。

二周目以降に追加されるエンディングについては、やや微妙な心持ちです。
こういった疑似ハッピーエンドもアリな気もするし、このような誤魔化しかたをしてほしくなかった気もする。
個人的には一周目のエンディングのままで終わっておいたほうが、作品としては美しかったと思います。

全てが終わった後に[DVD鑑賞]で種明かしというのは、TV企画ならではの手法で新鮮でした。

なんだかんだで楽しめたので、続編の『ch.657 eight queen 2nd』に期待。



【HP】circle-end(サークルエンド) 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】2時間 
【容量】57.4MB 
【ツール】NScripter

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カテゴリ: サスペンス  ミステリー 

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真っ白な密室に監禁されて一週間。
ユキは天井のボルトを数えながら、生きているとは言えないような日々を過ごしていた。
ある日、スピーカーの合成音が告げる。
「隣室の被験者が一名、入室を希望しています。了承しますか? 拒否しますか?」


2009年エイプリルフール企画ゲーム。
何者かに観察されている白い部屋で、被験者のユキとカノエの交流が淡々と描かれます。

貧しい家で母親から虐待を受けてきたユキと、裕福な家で誰も信じられず生きてきたカノエ。
孤独で不幸だった二人の少年が少しずつ心を寄せ合っていく様は切なかった。

そして、それこそが“実験”の狙い。
ある程度予想はしていたものの、実験者たちの悪趣味さ加減には胸が悪くなりました。

最後の選択肢によって二つの結末へ分岐します。
このシナリオでグッドエンドはあり得ないだろう……と半ば諦めていたので、希望の見える結末には救われました。

作中で実験者たちの正体については触れられていませんが、このあたりを詳しく説明してしまうと興ざめなので、書かれていないのは正解ですね。


【HP】ZIGZAG 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】25分 
【容量】6.32MB 
【ツール】NScripter 
【備考】2009/4/1限定配布
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カテゴリ: サスペンス  April2009年作品