ノベルログ

フリーゲームのノベル・ADVのレビュー(感想)など

カテゴリ:学園

きみにファーストエイド

first

中学3年の夏に自殺未遂を起こして家族ともクラスメイトとも上手くいかなくなった南は、高校進学に際して、全寮制男子校の洛陵学園へ入学する。
4月1日、入学式を控えて寮に越してきた南は、気持ちを切り替えて前向きに生きていこうと決意するが……?


2010年エイプリルフールゲーム。

まさかの寄生獣に盛大に吹いた。

家元先輩の[背中から本体]にも爆笑。
こんな学園、イヤすぎる(笑)

宇宙人]までも魅了してしまう日本のオタク文化、恐るべし。

ギャグだけでなく、南くんの心の傷と[宇宙人]の存在を上手く絡めて、清涼感のある青春ノベルに仕上げられていました。

南くんの毎日は、これから楽しいものになりそうですね。

制作サイトの「ピュアな青春学園もの」という紹介は嘘ではありません。
ちょっぴり登場人物が×××で××××なだけで!


【HP】KUMAラボ 
【ジャンル】ADV 
【プレイ時間】15分 
【ツール】LiveMaker 
【容量】16.1MB

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カテゴリ: 学園  April2010年作品 

ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.

灰色の空の下、僕はいつものように朝起きて、学校へ行き、誰とも言葉を交わさないまま、家に帰る。
そんな僕と少女たちの、ささやかな一日……。


「One dot contest」参加作品。
無音の灰色世界の中で、「僕」の無味乾燥な一日が淡々と描かれています。

「僕」の前に現れる5人の少女たち。
本作の企画には「登場人物は5人まで」という制約があるのですが……あれ?
というわけで、最後の一行でオチへ至ります。

人数の仕掛けには途中で気付いて、「少女たちの中の誰かと誰かが同一人物なのかも」と思いながらプレイしていたのですが、[(灰色の髪の少女を除いて)少女たち全員が……]というのは予想より一段上でしたね。
主人公、[僕っ娘]かよ。

窓ガラス、階段の踊り場の鏡、裏庭の池の水面。
読み返してみると、確かに「僕」はいつも[何かに映った自分の姿]を見ていたわけです。
うぬぬ、やられた。

この灰色世界は、[学校に居場所の無い孤独な少女が、自分の心を守るために作りあげた膜]なのでしょうか。
「灰色の髪の少女」は[「僕」の灰色世界の向こう側(=現実)にいる人間]で、だから「僕」は彼女の存在を「無視した」ということか?

解答が無いので、結局、真実は解りません。
制約を利用して、逆にギミックに組み込んでいるのが良いですね。


【HP】可算階段 
【DL】One dot contest第二回エントリー作品>No.10(テーマB)
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】12~13分 
【ツール】吉里吉里2/KAG3 
【容量】1.98MB 
【備考】2010/1/22-31限定公開
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カテゴリ: 学園 

彼らの苦悩

地球のどこかにある、とある学園。そこに通う彼らは、悩みを抱えていた。その悩みとは……。


「One dot contest」参加作品。
記号の「○」や「×」が、「僕たちって人間にひどい扱いをされてるよね~」と愚痴りながら、自分の存在意義について悩むお話。

真剣に悩んでいる記号たちが可愛らしくて和みました。
もっと「〒」とか「♪」とか「♂」とか、いろいろな記号たちの悩みも聞きたかったのですが、登場キャラの人数制限があるので、無理か。

今回参加されている企画では「姿形が全く同じ人物を必ず登場させること」という制約があるのですが、その制約をほとんど裏技的な方法でクリアされていて笑いました。
しっかり記号にも因んでいるし、こういうのもアリですかね(笑)


【DL】One dot contest第二回エントリー作品>No.04(テーマB)(配布終了)
【HP】- 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】7~8分 
【ツール】吉里吉里2/KAG3 
【容量】12.3MB 
【備考】2010/1/22-31限定公開
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カテゴリ: 学園 

ランチ・アワー

昼食を取るために屋上にやって来た三人の女生徒。
生徒会長と副会長の美少女双子・かしゅあとましゅあ、半年前に転入してきた美菜。
かしゅあとましゅあは、美菜に17歳の誕生日プレゼントを渡す。
二人は、最近元気の無い美菜を心配していた。
大好きな親友二人の優しさに絆された美菜は、心に秘めていた悩みを打ち明けるが……。


「One dot contest」第二回参加作品。

女の子三人の、ほのぼのランチ・アワー。

ぷにぷにな立ち絵、のんびり和やかなBGM、定番のギャルゲー的キャラ造形。
いかにもなベタな演出で、キャッキャウフフなガールズトークがまったり繰り広げられ……ていたかと思いきや、ラストでダークサイドへ真っ逆さま。

途中で[双子の危険思想]を匂わせる伏線はありましたね。
そこで「ん?」と引っかかって警戒していたので、ラストにはさほど驚きは無かったものの、「やっぱりきたー!(期待通り!)」という満足感を味わえました。

そもそもテーマが「普通じゃない学園」なので、テーマそのものがネタバレとも言える(笑)

昨年のサイト休止は残念でしたが、またミニポテトさんの新作をプレイできて嬉しいです。


【HP】ミニポテト(休止中)
【DL】One dot contest第二回エントリー作品>No.08(テーマB)(配布終了)
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】8~10分 
【ツール】NScripter 
【容量】10.7MB 
【備考】2010/1/22-31限定公開
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カテゴリ: 学園 

コモンセンス

common

「暗い顔してんね。突き落としてあげようか」と男が言う。
「ウワサになってるらしいよ」とカオリが言う。
わたしは階段を転げ落ちていく。
人ごみなんか気にしないで、真っさかさまに落ちていくのだ。


頬の傷が消えないマキ、階段突き落とし魔の加納、噂に振り回されるカオリ。

心に傷や迷いを抱えた少年少女が、階段から飛ぶという行為によって常識や良識(Common Sense)の枷から放たれ、社会的な柵から解放されようとする物語。

自分の心の傷から目を背けてきた少女が、傷を受け入れ、自己を認めることが出来るようになるまでの話でもあります。

モノクロの人物画と背景が独特のタッチで描かれており、目を惹かれました。

ひとつのシナリオを読み終えた後に「はじめから」を選ぶことで、また別視点のシナリオが始まり、計4本のシナリオがあります。


【HP】三尺寝 
【ジャンル】ノベル 
【プレイ時間】15分 
【ツール】NScripter 
【容量】10.3MB
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カテゴリ: 学園 

グッバイトゥユー テスト版Ver.4.1

ある朝、夏川都市が目を覚ますと、なんと女の子になっていた。
自分の女体に錯乱する都市もといトシミ。
駆け付けてきた優梨と水樹に現状を訴えると、トシミは昔から普通に女の子だという。
言われてみると、確かにそうだったような……?


『グッバイトゥユー』の2009年エイプリルフール企画番外編。
どこかの並行世界にいるかもしれない夏川都市の女の子バージョン、トシミちゃんのお話。

女子高生トシミの他愛ない日常がダイジェストで収録されています。

この世界のトシミは、どうやら伏木に気があるようですね。
ミニスカで自慢の足を晒け出して、伏木に堂々と太ももをアピールしてみたり、パンツ見せを企んでみたり、したたかというか大らかというか。

トシミが女の子たちと仲良くしている様子は微笑ましいのですが、男性陣がほとんど出てこないのは残念。


【HP】沢山ソフトウェアひとりごと(2009/4/1) 
【ジャンル】ノベル(選択肢なし) 
【プレイ時間】5分 
【容量】6.36MB 
【ツール】吉里吉里2/KAG3
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カテゴリ: 学園  April2009年作品 

gdgd(グダグダ)

沼津 綾貴(ぬまづ・あやたか)。
普通の家庭に育ち、普通の高校に通っていて、普通に友達がいる。
細すぎる体型のせいか、彼女が出来ないのが悩み。
友達は3人。
明るく人気者の司、頭の良い琴橋、不真面目な景。
いつも通りの教室で、普通の友達3人と一緒に、今日もぐだぐだと過ごすことにする……。


学園ぐだぐだアドベンチャー。若干、BL要素あり。

仲の良い男子高校生4人の平凡な一日。

メロンパンの話をしたり、デブ専AVの話をしたり、司の彼女の話をしたり、中学時代の話をしたり。
タイトルの通りにぐだぐだな、男の子たちの他愛ない会話を楽しめます。

中でも司は沼津大好きで、「綾ちゃん」「綾ちゃん」と懐きまくりなのですが、その度に「キモい」と言われて落ち込んでいるのが可愛い。(しかしすぐ立ち直る)

選択肢によって、放課後に誰と一緒に帰るか分岐します。
基本的に友情ですが、微妙に友情以上のモノも、ほんのり混ざっているような。

とはいえ、肝心の沼津が普通に女の子に飢えている健全男子ですので、4人はこれからも普通に仲良し4人組なのでしょうね。


【HP】N19.80 
【プレイ時間】周:20分/総:1時間
【容量】2.31MB 
【ツール】NScripter 
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カテゴリ: 学園 

雪女

高校三年生の都築渉(つづき・わたる)は、幼少時に交通事故で母親を亡くして父親と二人暮らし。
大らかな父親と気心の知れた友人に恵まれ、平穏で幸福な日々を過ごしていた。
いつも通りの退屈で平凡な毎日。
しかし、何かがおかしい。何かが──……。


平凡な学園モノの皮をかぶったホラーノベル。

陽気な親友、人懐っこい後輩、気さくな保健医、お茶目な父親。
よくある学園ボーイズものかと思いきや、あるきっかけで彼らは豹変し、一転してダークな展開に。

ホラーとしては、後輩の須川ルートがじわじわとくる怖さで面白かった。
明るく無邪気に渉を慕ってくる後輩の心に隠された闇もさることながら、主人公の渉の存在そのものが一番怖かったりして。
渉の首×××ENDはシュールすぎる(笑)

なかなかエグい残酷表現も多くて楽しめました。

全体的に殺伐としているシナリオの中で、父親ルートは少し泣けた。
タイトルの「雪女」は、些細な事でこれまでの幸福を一瞬にして失ってしまう様を喩えたもので、直接ストーリーに関わってくるわけではありませんが、父親ルートは「雪女」を思わせる哀しい結末でした。


【HP】各命堂(閉鎖) 
【ツール】Yuuki!Novel 
【容量】33.2MB

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カテゴリ: ホラー・オカルト  学園 

繭の檻から見える空 アナザーストーリー (エイプリルフール版)

新任教師のハルキとアヤは、私立柳原学園の真実を知り、学園の是非を問う者たちと対峙し、そして再び柳原学園に戻ってきた。
三年生の卒業が近付く中、ハルキはアヤのクラスのリコがシンゴに片想いしていることを知る。
シンゴに声をかけられずにいるリコを見て、ハルキは何か手助けできないかと考えるが……。


2008年エイプリルフール限定ゲーム。

学園中の女性たちが突然ハルキに迫ってくるお色気ストーリー!
……というのは嘘で、至って真面目な番外編です。(騙された)

『繭の檻から見える空』シェア版の後日談で、病みっ子シンゴのその後に焦点が当てられています。

話すきっかけが出来た途端、いきなり直球で告白するリコと、即答で断るシンゴに吹いた。
はい、終了!
と思いきや、全然めげないリコに感心しました。
つ、つおい。

真っすぐシンゴに踏み込んでいくリコと、そんなリコに戸惑い反発するシンゴ。
シンゴの心の行方は……?

本編(シェア)のシナリオは展開が駆け足すぎて付いていけませんでしたが、本作は掘り下げてほしかった部分を掘り下げてくれていて興味深く読めました。


※配布終了

【HP】mahirukan 
【ジャンル】ADV 
【プレイ時間】30分 
【容量】29.7MB 
【ツール】NScripter 
【備考】2008/4/1限定配布
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カテゴリ: 学園  April2008年作品 

ジンクスホリック・シンドローム 第三話「ラブ&ヘイト」

「ラブ&ヘイトで遊ぶべからず」
生徒手帳に書かれていた奇妙な校則。
ラブ&ヘイトというのは、この学校で数年前に流行ったカードゲームらしい。
ゲームの得点によって、その日の運勢評価が決まる。
サヤカたちは試しにラブ&ヘイトで遊んでみるが……。


女子中学生三人組のジンクス探求ホラー(?)
第一話がマオ、第二話がユーヒと来て、第三話はサヤカがメインの話になっています。

幽霊の女の子が堂々と出てきて、普通に喋りまくるのは参った。

例の彼は第一話の時点でいかにも怪しかったので、彼が「サンマンさま」の[黒幕]だったこと自体は特に意外ではないのですが、その動機がかなり意外でした。
先生]、変態じゃないか(笑)

第二話も第三話も「いい話」系でまとめられているので、ホラーとしては物足りませんでしたが、ジュブナイルとしては爽やかで後味の良いものでした。

ひとまず今回で紹介編終了という括りのようです。
続編があるなら、次はもう少し恐怖要素多めを期待したいところ。

エンドロールのクレジットが可愛い。


【HP】置場 
【ジャンル】ADV 
【プレイ時間】35分 
【ツール】吉里吉里2/KAG3
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カテゴリ: ホラー・オカルト  学園